個人事業主が即日融資でお金借りる方法

お金を借りるときや家を借りるとき、それからクレジットカードを作るときなどに苦労した経験のある個人事業主の方は多いはず!

この記事では、即日融資で個人事業主が事業性資金を借りる場合の様々な借り入れ先をご紹介しています。

ビジネス向けのローンには個人向けのカードローンと違ったメリットもありますので、ぜひ知っておいてくださいね。


個人事業主でもカードローンは利用可能

まず、コマーシャルで見るようなアコムプロミスといった大手消費者金融のカードローンは、個人事業主でも借入可能です。

カードローンは金利が高いというデメリットがあるのですが、何かと風当たりが強く審査が厳しくなりがちな個人事業主でも、即日融資を受けることもできます。

ただし、個人事業主ならではの注意点もあります。

個人事業主のカードローン 資金使途に注意を

消費者金融も銀行カードローンでも審査のポイントになるのは安定した収入があることなので、個人事業主だからといって申込を断られることはほぼありません。

ただし、借りたお金を事業に使ってはいけない場合もあるので、資金使途の確認が必要になります。

★各カードローン業者の資金使途

業者名 個人事業主の申込 資金使途
アコム 可能 自由
プロミス 可能 生計費に限ります
SMBCモビット 可能
ただしweb完結は社会保険証または組合保険証がある人のみ
自由
アイフル 可能 自由
レイク 可能 自由
ノーローン 可能 自由
三井住友銀行カードローン 可能 原則自由。ただし事業性資金は不可
三菱UFJ銀行バンクイック 可能 原則自由。ただし事業性資金は不可
りそな銀行 りそなクイックカードローン 可能 健全な消費性資金。事業性資金は不可

 

個人事業主が即日融資を受けられるカードローン

今日どうしてもお金が必要!というときに頼りになるのは即日融資が可能なカードローンです。

カードローンは、公的融資や銀行と比べると金利が高くなってしまうのですが、個人事業主が安全に即日融資を受けられる金融機関というのは他になかなか無いのではないでしょうか。

個人事業主が申し込み可能で、最短即日融資を受けられるカードローンはこちらになります。

消費者金融名 金利 限度額
アコム 3.0%~18.0% 800万円
プロミス 4.5%~17.8% 500万円
SMBCモビット 3.0%~18.0% 800万円
アイフル 3.0%~18.0% 800万円
レイク 4.5%~18.0% 500万円
ノーローン 4.9%~18.0% 300万円

 

これらの消費者金融は個人事業主でも最短即日融資を受けることは可能なのです。

ただし生活資金ではなく事業資金としてお金を借りたい場合は、通常のカードローンではなく「ビジネスローン」「事業者ローン」などのビジネス向けのカードローンを利用した方が良い場合もあります。

ビジネスローン・事業者ローンのメリット

通常の消費者金融からの借り入れは、総量規制により年収の3分の1までしか借りることができません。

これは、会社員も個人事業主も同じで、個人事業主だからといって総量規制に該当しないということはないのです。

ただし、総量規制には対象外となる借り入れ方法があり、そのひとつが「個人が事業用資金として借入れる場合」となります。

個人事業主の方であれば、事業用資金として借りることを証明できれば年収の3分の1を越える借り入れも可能となるわけです。

個人事業主が借り入れ可能な事業向けカードローン

個人事業主の事業資金向けのカードローンやビジネスローンなど、事業資金に向いている借り入れ方法を解説します。

アコム ビジネスサポートカードローン

利用条件 業歴1年以上の個人事業主の方
アコムの基準を満たす方
限度額 1万円~300万円
金利 12.0%~18.0%
融資額100万円以上の場合は12.0%~15.0%
資金使途 自由
即日融資 可能
返済期間・回数 最終借入日から最長8年7ヵ月・1~89回
遅延損害金 20.0%
必要書類 ・本人確認書類
・直近1期分の「確定申告書B(第一表)(写し)」

限度額が100万円を超える場合は以下も必要
・青色申告の場合
直近1期分の「青色申告決算書(写し)」
・白色申告の場合
直近1期分の「収支内訳書(写し)」

担保・保証人 不要

 

★アコム ビジネスサポートカードローンの特徴
・総量規制対象外!
・大手消費者金融なので即日融資も可能!
・限度額の範囲内で繰り返し借り入れ可能!

アコムの「ビジネスサポートカードローン」は、個人事業主の事業資金を目的としたカードローンです。総量規制対象外なので、年収の3分の1を越える即日融資も可能となっています。

現在、アコムの利用がなく希望契約金額と他社借入金額の合計が年収の3分の1をこえていない場合はネットからすぐに申込可能ですが、これらに該当する(または該当する可能性がある)方は、まずは電話で問い合わせる必要があります。

申込が完了すると電話またはメールで審査結果の回答があります。

アコムの無人契約機でローンカードを発行したら、すぐにお金を借りることができます。

もちろん、即日融資も可能です!

アイフル 事業サポートプラン<個人プラン>

利用条件 個人事業主
限度額 1万円~500万円
金利 3.0%~18.0%
資金使途 事業資金(運転資金・設備投資資金)
即日融資 可能
返済期間・回数 最長10年(120回)
遅延損害金 20%
必要書類 本人確認書類
確定申告書(青・白)
事業内容確認書(当社所定)
担保・保証人 原則不要

 

★アイフル 事業サポートプラン<個人プラン>の特徴
・返済金額は最低毎月4,000円!
・返済期間が最長10年と長い!
・法人向けの事業サポートプランも充実!

アイフルの事業サポートプランには個人プランと法人プランがあり、個人事業主は個人プランを選ぶこととなります。

必要書類の事業内容確認書はアイフルが用意しているフォーマットがあるので、アイフル公式サイトからダウンロードして記入します。

記入する項目は、事業内容、事業計画、収支計画、資金計画などになります。

事業内容確認書は手書きで記入してFAXで送信する必要があり、即日融資を希望する場合は審査通過後に来店して契約を行います。

アイフルの通常カードローンと比べると若干手間が増えますが、限度額も大きいですし総量規制対象外ですので、即日融資で大口融資を希望している個人事業主の方でも使いやすいですよ。

プロミス 自営者カードローン

利用条件 年齢20歳以上、65歳以下の自営者の方
限度額 300万円
金利 6.3%~17.8%
資金使途 生計費および事業費
即日融資 可能
返済期間・回数 最終借入後原則最長6年9ヶ月・1~80回
遅延損害金 20%
必要書類 本人確認書類
収入証明書
事業実態を疎明する書類
担保・保証人 不要

 

★プロミス 自営者カードローンの特徴
・即日融資可能!
・事業資金にもプライベートにも利用可能!
・三井住友銀行グループのカードローン!

プロミス 自営者カードローンも、即日融資が可能な個人事業主向けのカードローンです。

ただ、プロミス 自営者カードローンは積極的にオススメできるカードローンではありません。なぜかというと、プロミスの場合は通常のカードローンのフリーキャッシングの方が使い勝手が良いんです。

自営者カードローンの申し込み方法は自動契約機、電話、店頭窓口、郵送となり、ネット申し込みはできません。審査通過後の契約も無人契約機か店頭窓口に行く必要があります。

フリーキャッシングなら、今すぐネットから申し込むことができます。

また、自営者カードローンの契約には事業実態を証明する書類が必須となります。

★事業実態を証明する書類の例
・営業許可証(有効期限内のもの)
・受注書・発注書・納品書・請求書・領収書・報酬明細に類する書類(発行日が直近1年以内のもの)

限度額は300万円となっていますが、フリーキャッシングは500万円になるので、自営者カードローンにすると限度額が下がってしまいます。

自営者カードローンには無利息サービスもありませんが、フリーキャッシングは初回借り入れ日の翌日から30日間無利息になるサービスがあります。

プロミスは通常のカードローンでも事業資金として利用可能なので、年収の3分の1以上の借り入れを希望しない場合は、フリーキャッシングの方がメリットが大きいでしょう。

個人事業主の借り入れ方法 ビジネスローン

上の項目でご紹介したアコム、アイフル、プロミスは、「ビジネスに使えるカードローン」という位置づけになります。

即日融資も可能で総量規制の対象外になり、しかもカードローンなので限度額の範囲内で繰り返して借り入れ・返済が可能となります。

大変便利なのですが、これらとは別に「ビジネスローン」と呼ばれている商品もあります。

ビジネスローンとカードローンの違い

消費者金融や銀行カードローンは、通常個人向けの無担保融資を指します。そのため事業性資金としては利用できないものもあります。

一方ビジネスローンは事業資金として利用できる無担保融資のことで、利用できる人は個人事業主または法人になります。

ビジネスローンには事業者ローン、事業性ローン、商工ローン、法人ローンなどの様々な種類・呼び方がありますが、基本原則は事業向けの無担保ローンのこと。

ビジネスローンはカードローンよりも限度額が高いのですが、審査は銀行の事業者向けローンほど厳しくなく即日融資が可能なものもあります。

個人事業主が利用可能なビジネスローン

個人事業主が利用できるビジネスローンの代表的なものをご紹介します。

オリックスVIPローンカード BUSINESS

利用条件 20歳~69歳までの方
業歴1年以上の個人事業主
法人格を有する事業の代表者
限度額 500万円・400万円・300万円・200万円・100万円・50万円の6コース
金利 6.0%~17.8%
資金使途 自由
即日融資 可能
返済期間・回数 最長10年2ヶ月122回
遅延損害金 19.9%
必要書類 本人確認書類
確定申告書
担保・保証人 不要

 

★オリックスVIPローンカード BUSINESSの特徴
・即日融資可能!
・24時間即時振込融資可能!
・カードローンタイプなので、限度額の範囲で繰り返し借入と返済が可能!

オリックスVIPローンカード BUSINESSは来店不要で即日融資が可能なビジネスローンです。借入方法は振り込み融資またはATMからの引き出しとなります。

即日融資を希望する場合は午前中にネットから申し込みをしましょう。書類の提出などもネットから行います。

お昼ごろには契約が完了して14時には口座振り込みで借り入れをすることもできます。

口座振り込みは365日24時間、手数料無料で即時入金が可能です。
提携ATM数がかなり多く、全国の173000台のATMが利用可能となっています。

ビジネクスト ビジネスローン

利用条件 法人または個人事業主
申込時年齢 満20歳~満69歳まで
限度額 1万円~1,000万円
※新規取引時は上限500万円
金利 限度額100万円以上:8.0%~15.0%
限度額100万円未満:13.0%~18.0%
資金使途 事業資金の範囲内で自由
即日融資 可能
返済期間・回数 最長5年(60回以内)
遅延損害金 20%
必要書類 本人確認書類
確定申告書
所定の事業内容確認書
担保・保証人 担保
契約時締結費用 印紙代(実費)

 

★ビジネクスト ビジネスローンの特徴
・ネット申し込み可能で来店不要!
・限度額が最高1,000万円!
・全国の個人事業主と法人が利用可能で契約実績は10万口座以上!

ビジネクストのビジネスローンは最高で1,000万円までの借り入れが可能なローンです。個人事業主または法人向けなので総量規制も対象外です。

累計契約実績は10万口座以上なので、事業を営んでいる方々に選ばれていることがわかりますね。

返済期間は最長5年なっていますが、5年を過ぎたら一括返済が必要になるわけではなく契約を更新することができます。(要審査)

なお、ビジネクストにはビジネスローンの他にカードローンもあります。
カードローンは定期的な運転資金などに向いていて、ビジネスローンは事業拡大時の資金や決算時に活用するなど、用途次第で使い分けることも可能です。

ビジネスパートナー スモールビジネスローン

利用条件 個人事業主または法人
満20歳 ~ 満69歳まで
限度額 50万円 ~ 500万円
金利 9.98% ~ 18.0%
資金使途 事業資金の範囲内で自由
即日融資 可能
返済期間・回数 最長5年(60回以内)
遅延損害金 20%
必要書類 事業主本人確認書類
印鑑証明書(個人のもの)発行後3ヶ月以内のもの
確定申告書(原則 直近2年分)
当社所定の借入計画書
など
担保・保証人 原則不要(法人の場合は代表者の連帯保証が必要)
契約時締結費用 印紙代(実費)

 

★ビジネスパートナー スモールビジネスローンの特徴
・セブン銀行ATMから24時間365日借入可能!
・限度額内で何度でも借り入れ・返済が可能!
・手数料不要で繰り上げ返済も可能!

ビジネスパートナーのスモールビジネスローンはローンカード型のビジネスローンになります。

ローンカードが発行されるのでATMから繰り返し借り入れ・返済が可能となっています。利用状況はマイページから確認できます。

即日融資も可能なのですが、あまり積極的に行っている印象はなく、Q&Aには審査結果は原則として翌営業日の回答と記載があります。

また、毎月の返済は口座振り込みかATMでの返済となり、口座引き落としがないため返済手数料は利用者負担となります。長期的な利用になると返済手数料もしっかり考えておかないといけませんね。

なお、貸付け時の口座振り込み手数料はビジネスパートナー負担となります。

ビジネスパートナー スモールビジネスローンは申込時の必要書類がやや多いです。即日融資も微妙なところなので、借入をあまり急いでいない場合に検討した方が良さそうですね。

個人事業主なら日本政策金融公庫が利用可能

日本政策金融公庫は日本政府が100%出資をしている政策金融機関です。

融資制度の種類はかなり豊富で、事業を経営するほとんどの方が利用できる「普通貸付」を基本として、売上が減少している際に利用できるセーフティネット貸付けや新規事業を立ち上げる際に使えるものなどもあります。

日本政策金融公庫の普通貸付

資金使途 運転資金 設備資金 特定設備資金
限度額 4,800万円 4,800万円 7,200万円
返済期間 5年以内
特に必要な場合は7年以内
10年以内 20年以内
金利 2.06%~2.65%
担保 希望に合わせて相談

※金利は基準金利となり、資金使途や融資期間、担保の有無等で変動します

日本政策金融公庫からの借入は限度額が高く超低金利なので、事業性資金として長期的な借り入れを希望する個人事業主にも最適です。

ただし、カードローンやビジネスローンと比べると必要書類が膨大で、審査にも大変時間がかかります。

即日融資は確実に無理なので、計画的に書類を揃えて申し込みをする必要があります。

個人事業主向け 銀行のビジネスローン

銀行カードローンは事業性資金として利用できないものもありますが、銀行が提供している個人事業主向けのビジネスローンもあります。

カードローンよりも低金利ですが、銀行は即日融資を行っていないので申込から融資実行までに最低でも1営業日必要になります。

また、銀行ビジネスローンは、銀行の営業区域内でないと利用できない場合も多くあるので利用条件の確認も必要です。

できるだけ低金利なビジネスローンが希望で、お金が必要なタイミングまでに猶予がある場合に検討してみて下さい。

りそな銀行 りそなビジネスローン「活動力」

利用条件 個人事業主で事業用の口座を登録できること
法人の場合は条件が異なります
限度額 10万円以上500万円以下
金利 年6.0%、年10.0%、年14.0%
資金使途 事業資金(創業資金を含む)
必要書類 本人確認資料
所得証明資料(申込金額が300万円超の場合)
担保・保証人 不要

 

★りそな銀行 りそなビジネスローン「活動力」の特徴
・ネット申し込みが可能!
・カードローン型なので、お金が必要なときにATMから現金を引き出せる!
・個人事業主は担保不要!

りそなビジネスローン「活動力」は来店不要で申し込みができる銀行ビジネスローンです。

金利は最高でも14%なのでかなり低金利ですね。

限度額は500万円と高額ですし個人事業主の場合は担保も不要です。

限度額の範囲内でいつでも現金を引き出すことができるので、契約をして利用枠を確保しておけば、いざというときに利用することも可能なカードローンです。
資金繰りだけでなく無駄のない借り入れが可能となります。

まとめ:個人事業主が即日融資を受けるなら?

希望額が高額な場合は、できるかぎり時間に余裕を持ってしっかり準備をした上で日本政策金融公庫を利用するなど、金利が低い借入先を探すべきです。

今月末に備えて大至急運転資金が必要といった場合には事業性資金として利用できて、即日融資も可能なビジネス向けのカードローンが向いているでしょう。

借入期間が長期間にならない少額融資を希望する場合は、資金使途が自由で無利息サービスがある消費者金融の通常のカードローンを利用するという方法もあります。

ただし通常のカードローンでは年収の3分の1以上の金額を借りることができないため、高額融資を希望する場合には利用が難しくなります。

緊急度や借り入れ希望額、融資期間などにあわせて検討してみてください。

※日本政策金融公庫の普通貸付について詳しくは日本政策金融公庫(公式)をご覧ください。
※ビジネクスト ビジネスローンについてはビジネクスト(公式)をご覧ください。
※その他にも個人事業主がお金を借りる方法はたくさんあります。色々な融資方法を知りたい方はお金を借りる即日融資ガイド110(公式)をご覧ください。

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