三井住友銀行カードローンで融資を受ける方法
現金がどうしても足りないときの心強い味方といえばカードローン。三井住友銀行でも、使途自由・好きなときに借入できるカードローンの扱いがあります。
三井住友銀行カードローンの融資申込資格や審査手続きの流れ、審査難易度など、三井住友銀行カードローンに申込むなら知っておきたい内容を分かりやすくまとめました。
三井住友銀行カードローンを、他社と比較した際のメリットやデメリット、審査通過率を高めるための注意点も見ておきましょう。
三井住友銀行カードローン基本情報
まず、三井住友銀行カードローンの基本スペックを見ていきます。他社と比較して限度額が大きく、まとまった借入も可能です。貸付利率は消費者金融よりも低く、良心的な水準。SMBCコンシューマーファイナンスの保証を受けることにより、担保・保証人なしで融資を受けられます。
限度額 | 10万円~800万円 |
資金使途 | 原則自由 ※ただし事業性資金は不可 |
貸付利率 | 変動金利 年4.0~14.5% ※申込時の審査により決定 |
契約期間 | 5年ごとの自動更新 |
担保・保証人 | 不要 ※SMBCコンシューマーファイナンスの保証を利用 |
遅延損害金 | 年19.94% |
※上記は2019年1月現在の内容です。最新情報は三井住友銀行ホームページを参照ください。
三井住友銀行カードローン融資申込み資格
3つの条件をクリアできる人だけが三井住友銀行カードローンで融資を受けることができます。
・原則安定した収入があること
・SMBCコンシューマーファイナンスの保証を受けられること
安定した収入には、パートや契約社員の給料も含まれます。アルバイトでも三井住友銀行カードローンに申し込みはできますが、不定期で働いているくらいだと「安定」とはみなされません。
三井住友銀行カードローンから融資を受ける為には、毎月決まったシフトで働き、同じくらいの収入を得ていることが条件です。まったく収入がない専業主婦、仕送りをもらって生活している学生には、三井住友銀行カードローンの利用資格がありません。
三井住友銀行カードローンは即日融資を受けられる?
三井住友銀行カードローンの審査結果が出るのは、最短でも翌営業日になってしまいます。即日融資を希望するなら、即日融資24のTOPページをご覧ください。
三井住友銀行カードローンの公式ホームページには、以下のように書かれていました。
お申込後、お電話もしくはメールで、本人確認書類のご提出をお願いさせていただきます。
正式な審査結果のご連絡は、本人確認書類をご提出いただいた後、最短で翌営業日となります。
三井住友銀行に限らず銀行のカードローンはすべて即日融資を受けられません。申込当日に現金がほしいなら、消費者金融を検討しましょう。
SMBCグループの消費者金融なら、プロミス(SMBCコンシューマーファイナンス) やSMBCモビットが選択肢です。銀行のカードローンにこだわるなら、余裕を持ったスケジュールで手続きしましょう。
三井住友銀行カードローンの申込み方法と契約の流れ
三井住友銀行カードローンの申込方法は、3種類から選択できます。
1.PC・スマートフォン
2.ローン契約機(ACM)
3.電話
どの方法を選択するかによって、対応時間や契約までにかかる期間が変わってきます。方法別の特徴を確認しておきましょう。
1.PC・スマートフォンで三井住友銀行カードローンに申し込む
PCやスマートフォンからで三井住友銀行カードローン公式ホームページにアクセス、申込を行います。
24時間好きなときに手続きできることから、忙しい人におすすめ。三井住友銀行に口座があれば、キャッシュカードをローンカードとして利用でき、自宅ですべて完結します。
2.ローン契約機(ACM)で三井住友銀行カードローンに申し込む
三井住友銀行内にあるローン契約機から申込、カード受取までを行います。以下の検索ページから最寄り店舗を検索し、営業時間を確認のうえ訪問しましょう。
その場でローンカードを受け取れますが、融資を受けられるのは審査結果が出た後です。申告している電話番号もしくはメールに連絡が入るのを待ち、コンビニや銀行のATMから融資を受けます。
3.電話で三井住友銀行カードローンに申し込む
三井住友銀行のオペレーターと会話をしながら、申込手続きを行います。質問に答えるだけで申込が終わるので、長い入力フォームを埋めるのは面倒に感じる人におすすめ。
受付時間は9時から21時までとされています。土日・祝日の対応も可能ですが、審査結果の連絡は翌営業日に持ち越しです。また、ほかの方法同様に書類提出、ローンカードの受取が必要なので、電話だけでは完結しません。
三井住友銀行カードローン 申込から融資を受けるまでの流れ
申込から融資を受けるまでの大まかな流れを見ておきます。PC・スマートフォンからの申込を例にあげて紹介しますが、ほかの方法でもほぼ同じ。手順に沿って、順番に進めましょう。
1.申込
カードローンの申込ボタンをクリックすると、確認事項が表示されます。個人情報の扱いや貸付条件などにひと通り目を通し、「同意して次へ」をクリックします。「かんたんお申込」「通常お申込」と2つのボタンが表示されるので、好きな方を選択しましょう。
「かんたんお申込」は、契約限度額が10万~30万円に制限される代わりに入力項目が少なくなります。「通常お申込」を選択したからといって必ず30万円以上の限度額がつくわけではなく、審査結果次第です。必要な金額に応じて都合がよい方を選択し、表示されたフォームを記入のうえ、送信します。記入したメールアドレスに完了メールが届けば、送信できた証拠です。
2.仮審査結果の連絡
送信した情報をもとに、三井住友銀行カードローンの仮審査が行われて、結果を通知してくれます。通過なら電話・審査落ちならメールで連絡されるケースが多く、1時間もかからないのが通常です。
電話では、本人確認や在籍確認の説明、書類提出のお願いなどの話しがあります。いつまで待っても連絡が来ないときは送信エラーも考えられるため、三井住友銀行のカードローンプラザに聞いてみましょう。
3.書類の提出
三井住友銀行のホームページにあるアップロードサービスを活用して、必要書類を提出します。住所変更をしていたら運転免許証の両面画像が必要、個人番号カードは表面だけでOKなど細かい注意点が書かれているので、指定された通りに準備しましょう。
4.本審査
三井住友銀行に書類が届き次第、本審査に入ります。本審査の最終段階で在籍確認が行われ、申請情報が正しいことを確認した後に結論を出す流れです。在籍確認がとれないと本審査が終わらず、結果の通知が遅くなります。結果が出たらカードを受取り、現金の引き出しが可能です。
5.ローンカードの受取 ※三井住友銀行に口座があれば省略可能
ローンカードの受取は、三井住友銀行ローン契約機もしくは郵送を選択できます。なるべく早く融資を受けたい人はローン契約機がおすすめ。すでに本審査結果が出ているので、カード発行してすぐ現金を引き出せます。
この行程は、三井住友銀行に口座がある人なら省略可能。同行キャッシュカードをローンカード代わりに使えるため、新しく発行しなくても大丈夫です。
三井住友銀行カードローン 審査時に必要な書類
三井住友カードローンの審査を受けるためには、2種類の書類が必要です。まず、たしかに本人が申込んでいることを証明する本人確認書類。こんなものを用意すれば、スムーズに進みます。
・運転免許証 (変更事項がある方については両面とも)
・パスポート (写真およびご住所のページ)
・個人番号カード (表面のみ)
・住民基本台帳カード (顔写真付き)引用: https://www15.smbc.co.jp/upload/cardloan/index.php/CardHonkaku/
上記以外の書類で代用したい人は、三井住友銀行カードローンプラザへの連絡が求められます。もう1種類は収入証明書類です。必ず必要なわけではなくて、50万円を超える限度額を希望する人の返済能力を調べるために使います。収入証明として使える書類の例も見ておきましょう。
源泉徴収票:申込が1月だったら前々年度、1月以外だったら前年度のものだけ有効
税額通知書か納税証明書・所得証明書:申込が1〜6月だったら前々年度以降、7〜12月だったら前年度のものだけ有効
確定申告書:原則前年分。申込が1〜3月だったら前々年分のものも可能。
そのほかの確認書類として、資金使途確認書類・支払済確認書類を求められることもあるようです。本人確認書類と収入証明書類以外はイレギュラーな対応ですから、個別に説明がなされます。カードローンプラザの説明をよく聞き、いわれた通りに準備しましょう。
在籍確認は省略できる?
審査に必要な行程だとは分かっていても「どうしても、会社に連絡が入ると困る」という人はいるはずです。三井住友銀行カードローンプラザに電話をして、在籍確認を省略できないかを聞いてみました。得られた回答の要旨は以下のとおり。
具体的な書類の種類は教えてもらえなかったのですが、保険証など会社名・本人の氏名が記載されている書類になるかと思います。「個人の信用力次第・個別判断」ということは、誰もが知っている大手企業勤務や公務員といった安定した仕事をしていて、一定の年収を得ている層なら、省略できる見込みがあるということでしょう。
電話の中で「在籍確認が必要と判断された場合でも、内容が分からないように配慮する・個人名や銀行名で連絡をする」といった説明も受けました。「それでもやっぱり難しい」という人は、申込後に事情を説明し、相談するとよいでしょう。
三井住友銀行カードローンの借入方法
三井住友銀行カードローンの借入方法は、ATM・SMBCダイレクト・自動融資(バックアップ)の3種類です。SMBCダイレクト・自動融資は同行口座を持っている人限定のサービスなので、カードローンだけでは使えません。方法別の特徴と借り方を簡単にまとめました。
ATMから借り入れ
ローンカードや三井住友銀行のキャッシュカードを使って、現金を引き出す方法です。銀行内ATMはもちろんのこと、イーネットやローソン銀行、セブン銀行など、コンビニATMが使えます。
ゆうちょ銀行ATM・提携金融機関ATMは、ローンカードだけの対応です。キャッシュカードでの引き出しはできないので、気をつけましょう。銀行内ATMやコンビニATM、ゆうちょ銀行ATMからの融資は手数料0円。取引コストがかからないことから、こまめな利用ができ、借り過ぎ防止に役立ちます。
SMBCダイレクトから借り入れ
三井住友銀行のインターネットバンキングサービス「SMBCダイレクト」を使って融資を受ける方法です。公式ホームページの説明は、以下のように書かれていました。
「振込・振替」時の出金口座としてカードローン(CL)をご利用いただけます。
やや分かりにくいので、補足させて頂きます。SMBSダイレクトにログインすると「各種変更/商品・サービス一覧」ボタンが見つかるはずです。
ここをクリックして表示されたものの中から「カードローン」をクリック。次のページで「カードローンのお借り入れ・ご返済」をクリックすると、振替の設定ページに進めます。
このページの出金口座に「CL(カードローン)」・入金口座に「残高別普通」を指定することによって、振込融資を受けられるということです。
自動融資(バックアップ)で借り入れ
普通預金口座が残高不足で引き落としができないとき、自動的にカードローンから貸してくれるサービスです。「公共料金や携帯電話料金の支払いを口座引き落としにしているのに、残金が足りなかった」というときに自動的に融資がなされて、問題なく処理できるようにしてくれます。カードローン契約をしただけで自動融資を受けられるわけではなく、銀行本窓口もしくはローン契約機での手続きが必要です。
三井住友銀行カードローンの返済方法
三井住友銀行カードローンの返済方法は、ATM・振込・口座振替の3種類から選択できます。ローンカードから返済できるATMは、三井住友銀行ATM・コンビニATM・ゆうちょ銀行ATM。
キャッシュカードを使っている人だと、三井住友銀行ATM・コンビニATMのどちらかです。
借入と同じように手数料がかからず、取引コスト0円で返済できます。
振込とは、三井住友銀行カードローン口座に振込をして、返済する方式です。振込時にかかる手数料は利用者負担とされるため、特別な理由がなければ、ほかの手段がよいでしょう。
口座振替とは、カードローン返済用預金口座から自動的に返済する方式です。返済用預金口座の残高が足りないと遅延になってしまうので、返済額と返済日の管理をきちんとしましょう。
口座振替を選択した場合も、手数料はかかりません。
返済日は4種類から選択可能
三井住友銀行カードローンの返済日は、5日・15日・25日・月末の4種類から好きな日付を選べます。給料日のすぐ後に返済日を設定すれば、お金があるとすぐに使ってしまうタイプの人も安心です。設定した日が休日の月には、翌営業日を返済日と考えます。返済日の途中変更はできないので、よく考えて決めてください。
三井住友銀行カードローンで融資を受けるメリットは?
数ある銀行のカードローンから三井住友銀行を選択するメリットを見ておきます。ほかの金融機関と比較した場合の強みや特徴を確認して、希望にマッチする商品かを考えてみましょう。
口座保有者なら来店不要、WEB完結で手続きできる
ホームページから申込できる消費者金融、金融機関はたくさんあっても、融資までを完結できるところは少数派です。三井住友銀行カードローンなら、すでに使っているキャッシュカードをローンカードにできるので、正真正銘「完結まで」を自宅にいながら手続き可能。
ローン契約機に入るところを知り合いに見られたくない・ローンカードが見つかってしまうと困るという人でも、契約できるチャンスがあります。
ただし、借り方・返し方のところで述べたように、キャッシュカードをローンカード代わりに使うと、提携銀行のATMが使えません。
「住んでいる場所の近くにコンビニや三井住友銀行がない」という人は、あえてカードを発行するのも一案です。ローンカードを発行したとしても手数料がかかるわけではなく、知らない人が見たときに「キャッシング用のカード」と分かるデザインにはなっていません。
個人の事情やライフスタイルに合わせて柔軟な選択ができるところも、三井住友銀行カードローンの魅力でしょう。
三井住友銀行カードローンは消費者金融と比較して低金利
三井住友銀行の適用金利は、契約限度額に応じて決定されます。100万円以下の限度額に対して適用される金利は12~14%。銀行のカードローンとしては平均的な水準ですが消費者金融よりはずっと低くて、有利な条件と考えられます。
限度額と利率の対応表詳細は以下のとおり。たくさん借りるほど金利が低くなって、利息負担は軽減されます。
契約極度額 | 借入利率 |
100万円以下 | 年12.0%~14.5% |
100万円超200万円以下 | 年10.0%~12.0% |
200万円超300万円以下 | 年8.0%~10.0% |
300万円超400万円以下 | 年7.0%~8.0% |
400万円超500万円以下 | 年6.0%~7.0% |
500万円超600万円以下 | 年5.0%~6.0% |
600万円超700万円以下 | 年4.5%~5.0% |
700万円超800万円以下 | 年4.0%~4.5% |
毎月の返済は2,000円から。無理なくコツコツ返済できる
三井住友銀行カードローンの返済金額は、最低2,000円からと無理なく返していける水準です。はじめてカードローンを使う人でも負担が軽く、問題のない計画を建てられるくらいの金額とされています。
ただし、最低返済金額に合わせて返していくと完済までに支払う利息が多くなって「結果的に損していた」ということになるリスクがあるのはこわいところ。最低返済額が2,000円とされていてもいくらか上乗せした金額を入金することにより、完済までにかかる期間を短縮できます。返済期間を短縮するほど低金利のメリットが発揮されやすく、総返済額を低く抑えるための重要なポイントです。
銀行のカードローンにしては柔軟対応・スピード審査
ご存知の人も多いでしょうが、銀行のカードローン全体で審査基準を見直す動きが出ています。総量規制の対象から外れる銀行のローンに対して「返済能力を超えた貸付を行っているのでは?」といった懸念が出たことが理由です。
審査基準を厳しくしないと犯罪組織の資金調達手段にされやすく、本当はお金を貸してはいけない相手に対して貸付を行うリスクがあることも一因とされています。
これらの理由から金融庁が監視体制を強化している中、在籍確認をきちんと行ったり、警視庁のデータベースを参照しないと審査結果を出せないようにしたり。各社ともに、審査フローや基準の見直しを行う運びとなりました。
三井住友銀行も例外ではなく、2017年以前と比較すれば、審査難易度は上がっていると考えられます。そうはいっても、在籍確認の代替手段を案内するなど、柔軟対応の余地はあるように感じられるところが救い。
「できれば銀行からお金を借りたい。ただ、在籍確認は難しい」といった人が検討するには、望ましい選択肢とも考えられます。審査結果が出るまでの期間もメガバンクの中では比較的早く、結論を急ぐ人におすすめです。
三井住友銀行カードローンで融資を受けるデメリットは?
どの銀行や消費者金融にも、ほかの会社と比較して、不便に感じるところはあります。三井住友銀行カードローンで融資を受けるなら知っておきたいデメリットや注意点を確認していきましょう。
三井住友銀行の口座がないと不便が多い
三井住友銀行に口座がないと、いろいろな制限事項が出てきます。以下のような制限事項を不便に思う人だと使いにくく感じるはず。銀行口座を安易に増やすのは望ましいこととはいえないため、本当に三井住友銀行カードローンがよいのかを考え直す必要があります。
・自動引き落としで返済したい
・三井住友銀行以外の口座で振込融資を受けたい
・三井住友銀行以外の口座から振込返済を行いたい
ちなみに、三井住友銀行の普通預金口座開設は、ローン契約機からでも行えます。平日は9時から18時・土曜は10時から18時と銀行窓口よりも対応可能時間帯が長くて、カレンダー通りの仕事をしている人でも手続きしやすくなっています。
三井住友銀行のローン契約機から申込を行うと紙の通帳発行がなく、Web通帳のみの扱いです。それでも、カードローン契約のために急ぎで口座開設したい人にはとてもうれしいサービスですよね。「銀行口座が増えても問題ない」という人は、ローン契約機から普通預金口座開設・カードローン申込を同時に行う選択肢を検討できます。
1回限りの借入ならフリーローン・目的別ローンが有利かも
信用力に問題がなく、計画的な借入を検討している人なら、キャッシング以外の選択肢が望ましいかもしれません。三井住友銀行には、使途自由のローン商品「フリーローン(無担保型)」の扱いがあります。
2019年1月現在の金利は年 5.975%。カードローンより金利が低くて、良心的な条件になっています。カードローンとは違って1回限りの借入となり、融資を受けた後は返済を進めるだけ。
利便性が下がる代わりに使いすぎる心配がなく、お金の管理が苦手な人でも安心です。
フリーローン以外だと、三井住友銀行には、マイカーローンや教育ローンなど目的別ローンもそろっています。手続き完了までにかかる時間はカードローンより長いのですが、総返済額が少なくなるところは大きなメリット。自分に合うローン選びで迷ったら、三井住友銀行の窓口で相談しましょう。